しっかりした会社

 ウッドデッキの施工を同業他社に頼んだお客様から、ご相談を受けたことが何度かあります。
相談の内容はおおむね次の通りです。

代金をすべて払い込んでいるのに、業者が倒産してしまい、未着工のままであったり、工事途中でストップしてしまった。
カーポートデッキを施工してもらったが、半年もたたないうちに雨漏りがしてきて、修理してもらおうとしたが、会社がなくなってしまっていた。
施工は途中まで順調だったが最初の仕様(打ち合わせ内容) と異なるものが完成してしまい、抗議しても何もしてくれない。
 などというものです。

このようなことはお客様にとって不幸な事ですが、業者の選択を間違えてしまったからなのです。見積もり価格、業者の営業トークやパンフレット、ホームページのデザインなどで決めてしまったからです。業者を比較して決める場合に価格だけで決めてしまうのは誤りです。

 

価格が安いのには理由があります。

ウッドデッキの場合、かかる原価の主なものは木材、鉄骨(カーポートデッキの場合)、職人の人件費ですが、基本単価は日本全国大体同じようなものです。全体の価格を安くするということは、これら3つのどれか(部材)を下げるということで、下げるためには、品質を少し落とす、寸法を小さくする、施工時間を短くするために手抜きすること、などになります。そして正比例するのが、価格が安い商品ほど、後々のサポートが悪くなります。ウッドデッキ商品だけでなく、一般的な現実です。
ただ安くするために、このような事をする業者ではなく、まともな業者を選ぶことが大切です。業者選びの3つの見方を記載します。

1.考え方のよい会社 


真にお客様の事を考えていて、過大な利益を取るつもりがない会社の事です。
会社というのは短期的に利益を上げても、後に評判の悪いことが発生した場合、口コミなどで広がり、 その後の受注に影響ができます。適切な利益でお客様に喜んでいただける仕事を地道にすることが、会社の永続になることを考えのよい会社はよく理解しています。
このようなよい会社を見極めるのは、施工会社を訪問し、会社を見ることです。事務職、技術者、職人などの対応状況、ショーウルーム、 木場や事務所の清掃、整理整頓状況、古い木材が残っていないか、整然と在庫されているか。ちらかっている木場や事務所はまちがいなく 仕事も荒いです。2~3の会社を訪れたらすぐに見極めがつくでしょう。
また打ち合わせなどの話やメールでのやりとりの内容も判断材料になります。
当社ではこのような公式を持っています。
『お客様に喜んでいただだける施工』= 『技術力』 ×『熱意』×『考え方』
数値に例えると「技術力」と「熱意」はゼロから100までありますが、「考え方」は マイナス100からプラス100まであります。つまり技術力が80あり、 セールスに90で熱意があったとしても、考え方がマイナス10で悪かった場合は結果はマイナスになってしまうというものです。

いい会社の場合、自社の利益ではなく、お客様の事を考えた事例として下記のようにことがあります。

企画段階の打ち合わせなどで、「ここをこのようにすれば将来このような問題が発生します。」と指摘する。

もうすぐ完成というところで、材料に不備があることがわかりました、完成すれば見えなくなるところですが、将来強度的に問題が発生する可能性があるので、翌日に仕事を持ち越した。

 

2.その会社の技術力

これの見極めは簡単です。業者の施工した例を見ることです。実物を見て触ることが一番です。一番わかりやすいのは手摺です。 施工後1~2年過ぎたもので、手摺を揺すれば、手摺製作の精度がわかります。床板の厚みや幅も比較すれば一目瞭然です。
施工例写真というのは注意しないといけません。役所や公共工事の施工例は、その会社が技術力があるから受注したというものではありません。 公共工事は結果的に業者の規模が大きいほど受注しやすい構造になっています。反対に民間からの受注の場合は競争原理が働き合理的に考えますから、これは参考になります。
また、打ち合わせ、相談、見積もりなどで疑問に思うことを質問した時の答によっても技術力がわかります。

3.その会社の財務内容

いくら信頼していた業者でも潰れ(倒産廃業)てしまっては、お客様も何らかの被害を被ります。ウッドデッキ専門業者といわれている会社が何社も倒産しています。多くは安値受注で資金のやりくりがつかなくなったのでしょう。
ウッドデッキの専門施工業者の多くは会社設立(社歴)が浅いものです。会社設立が浅い会社は財務基盤が弱いものです。
現在ではインターネットを利用すれば帝国データバンクの企業財務内容がわかります。、日経テレコンで1600円、ニフティも1600円で調べることができます。(ニフティは会員登録、年会費とも無料です。)
帝国データーバンクで50点以下、東京商工リサーチで55点以下の会社に仕事をお願いするのは冒険です。また、

帝国データバンクでは49点以下の「D1」,「D2」,「D3」,「D4」、や東京商工リサーチでは49点以下の「W点」,「X点」,「Y点」,「Z点」の点数が付いている会社とは取引をしないことを勧めます。